2021年2月、兵庫から東京まで旅をしました。

計画
兵庫の家から東京まで、基本的に太平洋側の幹線道路を東に進む計画です。宿泊は原則野営としました。
1日目
家 → 三ノ宮
意気揚々と朝7時に出発。朝日を浴びながら海岸線を進んでいきます。気持ちよく神戸に向かっていると、でかい道路に出たところでカランコロンと不穏な音が。なんか踏んだかなと思ってそのまま少し進んでいたら、荷台の柱がメリっと折れてしまいました。支柱が1本脱落したようです。
荷物はテント、寝袋、着替え、その他もろもろとかなり多く積んでいたので、1本でも脱落したら致命傷です。意気揚々と滋賀くらいまで進む予定だったのが、まさかの出発から数時間で県内ストップ。先行きが不安な船出となりました。
幸いまだ都市部だったので、三ノ宮で急遽ホテルを確保。荷台をAmazonで注文して、明日ホテル気付で届けてもらうように手配しました。今思えば山間部で脱落しなくてよかった。あそこで止まってたら確実に詰んでいました。
2日目
三ノ宮 → 大津
昼ごろ、頼んでいた荷台が到着。Amazonプライムをいちばん素晴らしいと思ったのがこの瞬間でした。

昼過ぎに出発。時間があったのでルートを入念に確認していました。ルートって山間部より都市部のほうがある意味難しいです。車線が多かったり交通量が多かったりして、自転車が通れるか確証がないからです。三ノ宮〜大阪あたりは都市部が続くので、かなり慎重に進みました。
夕方、京都に到着。せっかくなので任天堂本社に参拝しました。派手さのない飾らない本社ビルが京都らしくてとても好きです。この頃は高専を出て任天堂に入りたいなと思っていたのですが、今思うと懐かしい。

京都から山科を抜けて琵琶湖へ出る道はかなりの山道でした。夜になっていたうえに速い車がびゅんびゅん飛ばすので怖くて、できるだけ下道を選んだのですが、街灯がひとつもない道とかあって本当に怖かったです。
なんとか山を抜けると琵琶湖っぽいところに出ました。でも暗闇でまったく見えず。そんなにでかいんですね。橋を渡った先のマクドナルドで夕食を取り、充電も済ませました。

この日は念願の初野営。琵琶湖沿岸の無料キャンプ場で張ることにしました。車が数台止まっていましたが、キャンパーは自分だけ。2月なので風がちょい冷たかったですが、なんとか眠れました。1キロ先にコンビニがあったのも助かりました。

3日目
大津 → 三重県いなべ市
まず滋賀を南下して草津・野洲を横断。村田製作所のでかい工場の前を通過して巡礼しました。

滋賀から三重に出るにはいくつかルートがありますが、基本的にどれも山越えが必要です。いわゆる伊賀越えというやつです。今回は近江八幡からいなべ市に抜けるルートを選択しました。一番高低差が小さいのは米原まで北上するルートだと思うのですが、遠回りすぎるのでこっちにしました。

午後、山に入る前にダイソーに寄ってライトを買い足しました。山はいつ暗くなるかわからないので、ライトは絶対に要ります。
4日目
いなべ → 名古屋
いなべでは運動公園でテントを張りました。公園など海岸以外の場所でテントを張る時は土地の属性を確認しとかないといけません。海岸は誰でも利用可能ですが、講演や山は所有者が居る場合が多く、私有地でテントを張るとまずいからです。ですので公営で24時間開いているとこでしないといけません。

朝起きると雨が降っていました。いちおう屋根の下で張っていたので浸水は回避しました。ただ進もうと思ったらふつうにだんだん雨が強くなってきて、木曽川を超えたあたりではザーザー振りになってきました。 愛知に入って南下するよていだったのですがまじで雨がやばすぎて、無理せず名古屋でストップすることにしました。さすがにホテルをとりました。 夜は一蘭に行ってその後謎にカラオケに行きました。西日本・中日本にはカラオケレインボーという神のカラオケがあります。

レッドプラネットというホテルに泊まったのですが、内装がとてもおしゃれでなんかシャワーもきれいだしビジネスホテルっぽくなくてよかったです。数年後また名古屋で宿泊する機会があって、調べてみたら閉業していて残念な気持ちになりました。諸行無常。

5日目
名古屋→浜松
大雨の次の日は快晴でした。なので朝早くから出発して、南を目指しました。
愛知は平地が多くて基本走りやすかったです。午後に豊橋に入りました。豊橋、なんだかカオスな街だなというのが第一印象でした。駅前のロータリーに出ると駅前を一望できるのですが、謎のロケットが飛んでいたり謎の看板が立ってたりして凄い感じでした。面白い街ですね。
折角なので豊橋技術科学大学に寄りました。1年半後受験で再び訪れることになります。

豊橋を抜けて、幹線道路沿いを走りながら一気に浜松まで抜けました。浜松は浜名湖が有名ですが、湖はあるんだけど逆に海岸が開発されつくしていてキャンプできそうな海岸がありませんでした。そのため浜名湖沿いにあった草むらでテントをしました。


6日目
浜松→焼津
静岡県は大きいです。大幹ですが旅の1/2.5を静岡走っていたくらい大きいです。これまでだいたい1日に2,3都道府県のペースで進んできましたが、静岡は入ってから出るまで3日かかりました。
この日は浜松を出発してひたすら東へ。平地が多く走りやすかったです。このあたりは新幹線と並走する区間が多く、直線が多いです。途中掛川市で昼食をとりました。毎回思いますが、日本は治安が良くて素晴らしいですね。基本荷物は自転車におきっぱにしているのですが、まあ一応申し訳程度の鍵はかけていますが、取ろうと思ったらとれちゃうんですけど色々旅行ってきましたが物を盗られたことは一度もありません。海外だとこうはいかない地域が多いでしょう。将来的に海外の企業と仕事したいけど、海外に行きたい気持ちは別にないのはこの理由が大きいです。
この日はどこまで行けるかなと思ったけど、焼津市でちょっと早めにストップしました。焼津には田子重というローカルスーパーがありました。ローカルスーパーを発見するのも旅の醍醐味ですが、漢字の名前って珍しい気がします。

この日は海岸にあった公園でテントを張りました。

7日目
焼津→沼津
朝起きたら暴風でした。危うくテントがゆるキャン△になるところでした。
この旅でいちばん難関だと思っていたのが、箱根越えです。箱根山は標高が800m以上ある、国道一号の最高地点でもあります。
この箱根山を迂回するルートもありますが、とても時間がかかるため箱根を登ることにルート設定の時点で決めていました。
箱根を越えるのにどれほどの時間がかかるか全く予想がつきませんでした。何なら山頂の民宿とか探してた気もします。そのため、箱根を登る前日は箱根のぎりぎり近く、沼津まで行っておきたいというのがありました。そのため、この日は距離は短いけど沼津でストップして、明日に備えるためホテルを取りました。

8日目
沼津→横浜
朝5時前に起床。しっかりストレッチと防寒対策をして、ホテルを出ました。いよいよ箱根アタック、の前に沼津高専に寄りました。沼津高専は幹線道路沿いにありました。

そして山へ、なんかフルーツが有名な道の駅がありましたがここも1年半後卒業旅行で行くことになります。
天気は曇り、というか凄い霧でした。かなり風も冷たかったです。ただめっちゃ坂が急というわけでもなく、まあまあな勾配の坂がずーっと続いている感じでした。

景色としては畑が大半でした。気候的にキャベツ栽培が盛んなのかな?と思います。また道はとてもきれいに舗装されていて、歩道も幅広く走りやすい道でした。
3時間くらい漕いだでしょうか。急に太陽が出てきて暑いくらいになりました。なんでかなと思って辺りを見渡すと、なんと下が一面雲でした。どうやら雲の上まで登ってきたようです。
ほどなくして国道1号最高地点の看板が。そしてここから神奈川県らしいですね。この度で一番感動しました。

それで一番びっくりしたのが、ここまで3時間ちょっとしかかかっていないところです、1日かけて登るつもりだったのが、まだ朝の10時とかでした。わーお。
箱根駅伝スタートの地でちょっと休憩して、下山を開始しました。小田原方面への下山ルートは大きく分けて2つあって、きれいに整備されたバイパスみたいな道と、箱根駅伝で山下りする道です。わたしは中学まで駅伝をやっており箱根への憧れも無くはなかったので迷わず箱根駅伝ルートを選択しました。
再び雲の中に入って霧が凄かったですんが、800m下るのはとても楽しかったです。また箱根駅伝でよく見るところとかも実際に走れて、なんだか感慨深かったです。1時間ちょっとで降りてしまいました。もっとゆっくり降りればよかった。

小田原中継所についてもまだ午後1時とかでした。ほんとに想定外だったのでどこで寝るか全く考えておらず、とにかく進むことにしました。地図で距離を見ていると、今日中に横浜まで行けなくもない感じの距離でした(80kmくらいだったかな?)。なので意を決して横浜のアパホテルを予約しちゃいました。通常山とかだったら絶対やりませんが、もう都会に入るので夜は知っても安心というのが大きかったです。
そこからはもう走るだけでした。湘南の風を浴びながら、平塚、戸塚中継所を聖地巡礼し横浜まで走り抜けました。
夜の8時くらいに横浜に入りました。ホテルはとてもきれいで、特に大浴場が青基調の落ち着いたムーディーな感じで、とてもリラックスできました。あとコロナ禍だったので3000円とかでした。

9日目
横浜→東京
翌朝、天気は曇りでした。鶴見中継所を巡礼し、いよいよ東京に入りました。東京に入ると、風景が刻一刻と変化するので時間経つのが早い気がしました。

ものの1時間ほどで東京駅に着きました。

いやぁ疲れた。